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2007-01-21

三十六計は『風林火山』を応援します。

昨年中から楽しみにしていたわりに、諸事情により昨日になってやっと観られた、07年大河ドラマ『風林火山』。
いやー! こんなに序盤から熱くなった大河は久しぶりです。
ものが大河だけに油断は出来ませんが(おい)、二回目までを観た感じはかなり良い!
主演の内野氏は、異形とか醜貌とか言われている山本勘助の役にはちょっと端正すぎるのではないかと思っていましたが、どうして見事にハマってます。元が綺麗な分、逆に崩れたところの異形性が際立つスカーフェイスの法則。
個人的には左目周辺をもっと派手に崩しても良いんじゃないかと思いますが。…しかしそれではチャームポイントの三つボクロが見えないか。それは困る(困るんですか)。

キャラクター的にも良いです。
強くしぶとく飄々とした中にどこかしら脆さを感じさせ、一見熱い性格に見えて途方もなく冷たい部分も持っていそうな。
こういう主人公を、二話目にして天涯孤独にしてしまう展開も巧いなー。
しかし、考えてみれば、孤児性と異形性って私が好きになるキャラクターの二大要素だったな。

脇も良いですねー。「大河にしては地味」とか言われていますが(その通りですが)、劇場通いをしたことのある人間には結構贅沢なキャストです。
おおっ、初回から有馬自由さん(最初にハマった劇団の看板役者さん)が!
あと、どこでも評判の第一ヒロイン・村娘ミツは本当に良いですねー。可愛くて情が深くてたくましい。
こんなに共感した大河女性キャラは『毛利元就』の「杉の方」以来かも(いつの話ですか)(せいぜい5,6年前かと思ったら、もう十年前の話ですよ…)。

あと特筆すべきは彼女も含めた当時の庶民の描き方。
どうも最近の時代劇(に限らないかもしれないけど)では、女性と庶民は(「手柄立てて立派なサムリャーになるんじゃー!」とか息巻いている若造以外)判で押したように戦を嫌い「上の人」が起こした戦に巻き込まれて苦しんでいるという構図ばかりなのに、私はちょっと違和感を感じていたのです。たしかに大筋ではそうなんでしょうが、しかし庶民が立身出世なんかとは無関係に、飢饉を喰いつなぐために戦に便乗するような面も確かにあったわけで、そういう戦国最底辺の人たちには「戦なき世」の概念すら多分なかったということも、描き落としてはいけないと思うのですよ。
そういうわけで、「盗んだ武具を身につけて、盗むために戦場に行く」農民たちの描写から始まった今回のドラマは、非常に腑に落ちたわけです。
だからミツの「戦で人を殺したら、花を摘んだと思やぁいいずら」という台詞は、良いとか悪いとかではなくこの時代の強さなんだなーという説得力がありました。それにしても良い台詞だ~(泣)
この場面の勘助とミツは、修羅と菩薩のようでしたよ。
こんなに応援したくなる大河カップルは『新選組!』の山南さんと明里さん以来(そういえばこのカップルも出会って3放送で…;)。

初回から長くなりましたが、要するに今年の大河は期待大だってことです。
あー次回楽しみだー。今夜だけど。

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プロフィール

蛹原タオ

Author:蛹原タオ
sanagihara☆yahoo.co.jp
属性:書痴画狂・犬派・虫キチ・不定形生物好き
趣味:映画・演劇・古書漁・動植物観察
好き役者:A.ブロディ、T.クレッチマン、B.D.ハワード、J.イェンチ他
好き作家:稲垣足穂、種村季弘、たむらしげる、手塚治虫
座右の銘:三十六計逃げるにしかず
*06年3月15日以前のログはこちら

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