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2006-09-04

過剰と空白の若冲絵画

話が前後しますが、先月末に東京での会期ギリギリで『若冲と江戸絵画展』を観に行ってきたのです。素晴らしかったのですが、人混みに当たったらしく帰った途端に熱が出ました(家族には知恵熱と言われた。いずれにしても大のオトナが出すような熱ではない)。

しかし繰り返しますが素晴らしかったです。本当に見応えがありました。
若冲といえば絢爛豪華な彩色画のイメージがありますが、今回は水墨画が多く出ていて、これが良いのです。
最小限のまったく迷いの無い線で、悠々と好きなものを描いている感じで、なんだか観ていて清々しい。

ところで私はよく「あんたが好きになるものは共通点が見えん」と言われるのですが、私はどうも、どんなジャンルでも「過剰」か「空白」がある表現に激しく反応する傾向があるようです(たとえば『キング・コング』は過剰、『戦場のピアニスト』は空白)。
若冲の絵は、彩色画の細部が構図を喰いかねない勢いの細密さといい、水墨画の冗談のような筆の省き方といい、過剰と空白の両方がとんでもなく極端な形であるんだな。うんうん。
と、発熱した頭で理屈を練っていたら、一週間近く下がりませんでした(微熱ですが)。やっぱり知恵熱だったのかもしれません…;

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「達磨図」 床の間に禅宗開祖の深い心…日本

☆☆…絵画の世界に燦然と輝く伝統の水墨画掛け軸…☆☆表装仕様:三段風帯付き 上遠州 桐箱入り全体外寸:166(縦)X102.5(横)cm 原紙寸法:52(縦)X90(横)cm            ☆ 賛文 ☆  何が要るというのだ  今があり 方丈の場があるというに 心のまゝに生

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その後お加減如何でしょうか。どうぞお大事になさってください。
若冲展、行かれましたか!
私結局間に合わずでしたので、お話有難うございます。
思えば、数年前観た若冲展。
屏風絵、水墨画も結構あり内容の濃い展示会だったのかもしれません。となると、人混みが凄く、酸欠になりかけた事もいい!?思い出です。
そういえばプライス氏はコレクションの画集発売しているんですね。
高すぎて″DVDでやはり自ら語りたでしょうね ”と眺めるのみですが。
://d.hatena.ne.jp/jakuchu/20060731/p2

>好きになるものは共通点が見えん
私もよく言われます。自分でもイマイチ分からないので、他はもっと謎なのも当然(笑)。
でも蛹原さんはご自分でちゃんと分析できているのですね(感心)。

お気遣いありがとうございます~(感涙)
ちょっと夏バテもあったみたいですが、回復いたしました。
若冲展、疲れましたが良かったですよ(^^)
若冲以外にも面白い作品が結構ありましたし、演出も凝ってました(江戸時代の室内での見え方の再現とか)。
盛況だったし、これを機にちょくちょくやるようになるかもしれませんね。
>プライスコレクション
さすがに高すぎて手が出ません(^^;)
関係ありませんが、プライス氏って雰囲気がちょっとガンツさんに似てるような気が。いっそ某教育テレビで江戸絵画講義でもしてくれないかと思ってしまいます(笑)
プロフィール

蛹原タオ

Author:蛹原タオ
sanagihara☆yahoo.co.jp
属性:書痴画狂・犬派・虫キチ・不定形生物好き
趣味:映画・演劇・古書漁・動植物観察
好き役者:A.ブロディ、T.クレッチマン、B.D.ハワード、J.イェンチ他
好き作家:稲垣足穂、種村季弘、たむらしげる、手塚治虫
座右の銘:三十六計逃げるにしかず
*06年3月15日以前のログはこちら

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