--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010-01-30

鬼と虫と兄貴のいる現場

どうもご無沙汰しております(またこの書き出しか)。
なんとか自分の風邪気は抜けたんですが、職場に蔓延させてしまったため、仕事が俄に忙しくなったのと、なんだか異常に眠い(怠い)のとで、またすっかりサボってしまいました…。
『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』のDVDに浸っていたという理由も全くないわけではないですが、比率としてはそれほど高くないです。
むしろ浸りたい。だれか私に休暇を! もしくは体力を!

それでも本編・特典・吹き替え版とも一通りは鑑賞しました。
本編についてはまた色々思うところもあったのですが、とりあえずせっかくの豪華版なので特典の感想など。
と言ってもそこはアート系ヨーロッパ映画なので、ハリウッドやミタニ・コーキのようにサービス精神満載ではありませんが、観ていると何かじわじわと面白くなってくる不思議な特典映像です。

なお、以下は特典の見どころではあるのですが、いきなり本編のネタバレもしているので、未見の方はご注意ください。

・監督インタビュー
とりあえず、私にとってのベスト・オブ・特典映像は、監督インタビューでの次のやりとり。

Q. 虫を顔に這わせるシーンは、相談したのですか?
A. いいえ。

この、文章では伝わり得ないキッパリとした口調のためだけでも、差額2000円を払って豪華版を買っていただきたい。
更に続けて、あのシーンを撮ったのは撮影初日だった。前日の夜到着した木村氏を2時間位寝かせ、翌朝暗い内に撮影現場の山に行って撮った。寒い日だった。と淡々と語っておられます。鬼。
ちなみに本人は言ってませんが、後にジョシュ・ハートネットが暴露したところによると、その撮影は17時間かかったそうです。(ジョシュが現地入りして最初に見たのがこの光景で、それでも笑顔を絶やさなかった木村氏を「正気じゃない」と思ったそうな)。
あと、監督によれば本作の見どころは「十字架のシーン」「クラインとハスフォードのシーン」「シタオとス・ドンポの対決」
…要するに「見どころ=物議を醸しそうなシーン」なんですね。

・キャストインタビュー
それに比べるととっても良識的で和やかな3大キャストですが、日本プレミア→釜山国際映画祭と回を重ねるにつれて、お互いに対して遠慮がなくなって行くのが微笑ましい。
顕著なのが来日時の三者インタビューです。
実はこれ、質問内容が微妙に偏っていて、項目は色々あるんですが総合すると「お互いの魅力をできるだけ具体的に表現を変えて語れ」というもの。
余談ですが、こういう質問に20も答えれば(実際に何題あったのか知りませんが)たいていの人間は仲良くなるんじゃないでしょうか。小中学校の先生方、クラス替えシーズンにいかがですか。

彼らも最初は丁寧に答えてましたが、慣れてきたのか飽きてきたのか、だんだん適当になってきます。当然ですが、その辺からが面白いです。
例)
Q. 他の二人のチャームポイントは?
J→K「髪が美しい」
J→B「いい靴を履いている」

Q. ここは敵わないと思うところ
B→J「いつも同じ服を着てる」

Q. 一番心が広いのは誰?
K「やっぱりビョンホン」
B「胸囲が?」

・釜山国際映画祭レポート
これに関してはリアルタイムで様子が窺えたので、ある程度の予想はしていましたが、予想以上にビョンホン兄貴の独壇場でした。
気負う兄貴! 仕切る兄貴! 語る兄貴!
海辺の特設会場でのオープントークでは、徹夜までして席を確保した観客(ほぼ女子)に向かって、自分たちはいかに仲が良いか、殊に昨夜自分が企画した飲み会に於いていかに互いの友情を深まったかを力説する兄貴が、個人的には最大のツボでした。
どう反応すればいいんだ観客は。羨ましがれとでもいうのか。(そりゃ羨ましいけどさ)
「二人とも(酒に)強いですよ。僕は二日酔いだけど」と言ってましたが、傍目にはむしろ他の二人が軽い二日酔いで、兄貴の方はまだ二日目まで行ってないように見えます。

・メイキング
基本的に未完成の映像は見せない主義なのか、NGシーンや未公開映像の類いはありません(「別エンディング」など論外かも)。
撮影現場の点景にスタッフの苦労話がちょっと入る、ホントのメイキング映像です。
…しかし、なぜあのメンジーと「9ミリ」の彼女のシーンで終わるのだろう。

・吹き替え版
なにしろ台詞が少ない映画なので、吹き替えでも殆ど印象が変わりません。
しかし、ス・ドンポの部下が「ドンポ様」って言った時には、椅子からずり落ちそうになりました。
どこまで御大層な連中なんだ。そりゃ、ミフー君もうんざりだろうさ。

というわけで、密かに期待していた「監督+メインキャスト+通訳4人によるコメンタリー」はありませんでしたが、なかなか楽しめる特典でした。



theme : DVDで見た映画
genre : 映画

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

こんばんは
蛹原さんの「アイカム~」特典感想楽しみにしておりました。
作品を深く知るにも俳優ファン的にも楽しめそうで豪華版DVDを買いたくなります。

トラン監督は俳優を追い込むタイプの方なんですね。
写真等で拝見する限りは鬼的要素は見当たらないのに。
でも自分の奥さんと兄貴のベッドシーンを目の前で撮るくらいですものね・・・。
それにしてもK氏はJ氏にだけは「正気じゃない」なんて言われたくないと思います。
(J氏の精神崩壊していく演技は気持ち悪かった←褒め言葉です)

BALさん、いらっしゃいませ~
特典感想、遅くなってすみません(^^;)
まだ在庫はあるようなので、お買い上げの際はぜひ豪華版を!(発行元の回し者ではありませんよ)

監督は、終止優しげな笑顔で凄い話をしているのが、なんとも言えない迫力です…。
ちょっと奥様に対する尊敬の念が湧いてきてしまいました。

「正気じゃない」発言は釜山映画祭の時のもので、同じ話題を日本プレミア時には「感心した」というふうに表現していました。遠慮がなくなっていく過程がよく解ります(笑)
でも初日に強烈なものを見たおかげで、その後の精神崩壊ぶりに勢いがついたのかもしれないですね。名監督~!
逆に撮影が進んで仲良くなった後にあのシーンだと、虫つけたまま抱きつかれたりしていたかもしれないので、やっぱり初日でよかったのかも(笑)

プロフィール

蛹原タオ

Author:蛹原タオ
sanagihara☆yahoo.co.jp
属性:書痴画狂・犬派・虫キチ・不定形生物好き
趣味:映画・演劇・古書漁・動植物観察
好き役者:A.ブロディ、T.クレッチマン、B.D.ハワード、J.イェンチ他
好き作家:稲垣足穂、種村季弘、たむらしげる、手塚治虫
座右の銘:三十六計逃げるにしかず
*06年3月15日以前のログはこちら

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。