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2007-08-29

怪人物評伝

今日(8/29)は、敬愛してやまない“怪人タネラムネラ”こと種村季弘先生の命日です(ほんとはこれ書いている時点で日付が変わってるんだけど ^^;;)

タネムラ本は映画評から温泉話までどんなネタでも面白いですが、特に好きなのが評伝の類です。
取り上げられているのは、大概、ペテン師とかイカサマ師とか贋作師とか、偉いことは偉いけどナントカと紙一重な人とか、偉くもないのにカミヒトエな人とか、なんだかさっぱり正体不明とか要するにアレな人ばかりなのですが、それがタネムラ師匠の筆にかかると、別に美化も同情も弁解もしていないのに、何とも魅力的に見えるのです。
つまるところ、彼の取り上げる人物は「英雄か悪党」「賢者か道化」「聖者か狂人」「天使か怪物」であって、その「か」の部分を描き出すのがベラボーに上手いのです。まとめて読んでいると、いっそ人間の魅力や味は、全てこの「か」にあるのではないかとすら言いたくなる。

というわけで、今日はそんなタネムラ的主人公たちを、今話題の脳内メーカーで解析してみました(真面目な話じゃなかったのか)。

まずは、最初に読んだタネムラ本として思い出深いカスパール・ハウザー(「カスパー・ハウザー」と表記するほうが一般的ですが、ここでは種村先生の本に合わせます)。
1828年のニュルンベルクに出現した世界一有名な捨子。『パフューム』のベン・ウィショー君が少年ぽいうちに演じてもらいたい
お家騒動のアオリで隠匿されたバーデン公国王子、という説が有力ですが…。




「漂泊王子説」を蹴散らすような、凄い結果が出てきてしまいました。脳内メーカーさんはハウザー詐欺師説なのね。

次は、いろんなフィクションにゲスト出演している実在の山師、カリオストロ伯爵




…真ん中の“遊”はいいですが、何か釈然としません。では本名のジュゼッペ・バルサモではどうか。




おおっ! あまりにもピッタリな結果でびっくりだ。
つまりカリ伯になっている間は、人格まで装いきっているということでしょうか。

では、その師匠筋にあたる(はずの)大賢人パラケルスス




この“金”は錬金術の奥義のことに違いないとして、大半を占める“休”って何。そして“私”って何。

女性に行ってみましょうか。中世ヨーロッパ最高の賢女にして、史上最大の不思議ちゃん、ヒルデガルト・フォン・ビンゲン




なにかの間違いだ。…しかし、まったく自覚の無い嘘という場合も(以下自粛)
ちなみに、カタカナ表記をちょっと変えると




となって、神秘の幻視者にふさわしい結果に(神秘すぎ)。

では最後に贔屓の引き倒しで、一冊分の主人公にはなっていないながら(それどころか文庫本でわずか39ページ)、私が最も惚れたベル・エポックの泥棒英雄。40年の生涯で100億相当の金品を盗んで使い果たした男ゲオルク・マノレスコ。ひそかに、ブロディ氏に演じてもらいたい実在人物No.1だったりもします。
ちなみに私は、冒頭9行で落ちました。読んでみて! 立ち読みでもいいから!




うーむ、当たっているようなそうでもないような…。
後頭部を占める“休”の群が、晩年(といっても40前)の彼の心情を表しているような気もします。
この晩年の描写も良いんですよ~。ちなみに私はラストの7行で(以下略)。

ほかにも何人かやってみたのですが(バートリ夫人とか)、キリがない(のと、あまり面白い結果じゃなかった)のでここまで。
うそこメーカーさま、面白いもの作ってくださってありがとうございました。

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プロフィール

蛹原タオ

Author:蛹原タオ
sanagihara☆yahoo.co.jp
属性:書痴画狂・犬派・虫キチ・不定形生物好き
趣味:映画・演劇・古書漁・動植物観察
好き役者:A.ブロディ、T.クレッチマン、B.D.ハワード、J.イェンチ他
好き作家:稲垣足穂、種村季弘、たむらしげる、手塚治虫
座右の銘:三十六計逃げるにしかず
*06年3月15日以前のログはこちら

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