--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-08-30

夏の終わりは怪人の忌日

昨日(8月29日)は、敬愛してやまない「怪人タネラムネラ」こと種村季弘氏の命日だったので、丸一日、氏の著作を読んで過ごしました。
5回目ともなると、この一人キャンペーンも夏の終わりの恒例行事として定着しつつあります。
今回は、ブログを再開したばっかりだし気合いを入れるつもりで、映画評論をメインに読みましたが、この人の映画評を読むと、一本の映画でここまで発想を飛ばしちゃってもいいんだな~と安心する反面、ここまで徹底しないと本当に「観た」とは言えないんじゃないだろうかと不安になりもします。
ああ、一遍でいいから「タネムラの目」で映画でも世の中でもみてみたいなあ。きっと面白いこともおぞましいことも数百倍の密度で詰まってるんだろうな。

まあ、そんなことを言ってもしょうがないので、今日は投票行ってから『キャデラック・レコード』を(やっと)観てきました。
感想はまた後日書くと思いますが、驚いたのはビヨンセの出番の遅さ
「ヒロインが出るまでに40分以上かかる映画は良い映画」とどっかで聞いたような気もしますが、感覚的には後半3分の1くらいしか出なかったような…。
まあ、チェスレコードの栄枯盛衰を描いた映画で、最後の歌姫の役なわけですから当たり前なんですが、本人が製作も兼ねていなかったら、逆にもっと出ずっぱりにされてただろうなあ。
公開前のインタビューとかでも思ったんですが、ビヨンセって真面目ないい娘さんですね。
「主役なのにブロディのインタビューがないー!」という心の狭いことはもう言いません。言いませんったら。
スポンサーサイト
2007-08-29

怪人物評伝

今日(8/29)は、敬愛してやまない“怪人タネラムネラ”こと種村季弘先生の命日です(ほんとはこれ書いている時点で日付が変わってるんだけど ^^;;)

タネムラ本は映画評から温泉話までどんなネタでも面白いですが、特に好きなのが評伝の類です。
取り上げられているのは、大概、ペテン師とかイカサマ師とか贋作師とか、偉いことは偉いけどナントカと紙一重な人とか、偉くもないのにカミヒトエな人とか、なんだかさっぱり正体不明とか要するにアレな人ばかりなのですが、それがタネムラ師匠の筆にかかると、別に美化も同情も弁解もしていないのに、何とも魅力的に見えるのです。
つまるところ、彼の取り上げる人物は「英雄か悪党」「賢者か道化」「聖者か狂人」「天使か怪物」であって、その「か」の部分を描き出すのがベラボーに上手いのです。まとめて読んでいると、いっそ人間の魅力や味は、全てこの「か」にあるのではないかとすら言いたくなる。

というわけで、今日はそんなタネムラ的主人公たちを、今話題の脳内メーカーで解析してみました(真面目な話じゃなかったのか)。

続きを読む

2006-11-01

買書の秋

神田の古本まつりに行ってきました。


しあわせ。

最終日のせいか、けっこう値引きしてくれました。黙っておつりを多く渡してくれる粋な親父さんもいたり。
ネットも便利ですが、古本はやっぱり直接買うのが楽しいです。
…しかしここに来ると、自分は本を読むより買うのが好きなんじゃないかとふと思う。

収穫は、先日映画祭で見た『パフューム』の原作本と、ちびちび揃えているタネムラ先生の全集。3冊100円の新書。最近興味を持っているオッペンハイマーとその周辺に関する本(単に昔D.ストラザーンが演じていたから生じた興味というのは内緒だ)。
あとヘミングウェイ、コクトーほか14名による「闘牛アンソロジー」。一応『manolete』の予習のつもりです。
なんだか勢いがついてしまって、ついでにブロディ君が表紙のL'UOMOまで買ってしまう。
ブロディ記事は"manolete"中心で16ページもあって見応えあり(読み応えと言えないあたりが悲しい)。
相変わらず彼の写真は良いです。なんか写真一枚に映画一本分くらいの奥行を感じる。フラメンコのおねえさんたちと戯れている写真があるんですが、普通のスーツなのにちゃんと闘牛士に見えるんですよ。
あと、マノレーテ本人の写真が載ってますが、たしかに似てる~。

さて明日は久々に休みだ(最近すっかり不定休になっている)。
本棚の整理して『ジャケット』のDVDを観よう。
あと『40歳の童貞男』(←結局劇場で観られなかった)も。
2006-08-29

好きなものは7割方タネムラ先生に教わった

今日(8月29日)は、敬愛してやまない“怪人タネラムネラ”こと種村季弘氏の2回目の命日でした。といっても、この二年間ポツポツと遺稿が出版されたり単行本が文庫化したり絶版本が復刊したりしていたせいか、いまだに実感が湧かないなあ(まあ、著書でしか知らないので、実感なんて一生湧きゃしないのかもしれませんが)。
私にとって、本と映画と美術と路地裏散策、そして魔法怪物詐欺贋作等、胡散くさくも魅力的なあらゆるものの師匠であります。
伊藤若冲もキング・コングも、タネムラさんが評していなかったら、さほど真剣に観ることはなかったでしょう。(前者は美術評論集『断片からの世界』、後者は映画評論集『楽しき没落』に収録。)

初めて「定価より高い古本」というものを買ったのも、この方のおかげです。
私がハマった頃には著書の多くが絶版状態だったので、古本屋を回るしかありませんでした(ネットショップ等という便利なものは、まだ普及してなかった)。
やっと見つけた定価の倍の文庫本3冊をレジに出すと「中身をご確認ください」と言われ、どこをチェックすればいいのかわからず動揺しながら、とりあえずページが飛んでいないか確認した覚えがあります。そのうちの一冊は最近復刊しましたが、良い思い出だとも。(ちなみに復刊したのはこちらの『食物漫遊記』。この本に収録されている「天どん物語」という一文は、読んでいて底冷えのした唯一の食べ物エッセイです)。
以来、古書漁りが趣味になり、それは今でも続いています。

タネムラ先生に会わなかったら、お金も時間も全く違う使い方をしていただろうな。感謝してもしきれないけれど、恨んでも恨みきれない人とも言えるかもしれません。
プロフィール

蛹原タオ

Author:蛹原タオ
sanagihara☆yahoo.co.jp
属性:書痴画狂・犬派・虫キチ・不定形生物好き
趣味:映画・演劇・古書漁・動植物観察
好き役者:A.ブロディ、T.クレッチマン、B.D.ハワード、J.イェンチ他
好き作家:稲垣足穂、種村季弘、たむらしげる、手塚治虫
座右の銘:三十六計逃げるにしかず
*06年3月15日以前のログはこちら

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。